誰にでも長所と短所があります

人の短所を 言うものではありません。 

 自分の長所を 長々説明するものではありません。 

弘法大師空海 

 人の短を道（い）うことなかれ。
己の長を説くこと勿（なか）れ。 

『崔子玉座右銘』

人との付き合い方が上手で多くの人に愛された大師らしいお言葉です。 

この文章自体は、後漢の書家のものですが、大師の自筆の書が残されていますので、座右の銘ということは間違いないものと思います。 

続き「人に施したことは忘れなさい。人から施されたことは忘れるな。」 

今の世の中は自分をバカにして笑い、人の欠点や失敗を探して責め、悪いところ探しが流行りのようです。 

自分を自虐して笑うことがたまにはあっても、人から欠点を指摘された時、素直に「そうかもしれない」と受け止める心が自分にないと、傷つけられた、嫌な事言われた、では自分に成長はありません。 

人の欠点や失敗を探して探して責めてたとして、それで自分が得るものはあるでしょうか。

｢短所はすなわち長所。長所はすなわち短所。人には長所も短所もない。人は、本来、生まれたままに仏である。｣と、大師は書き残されています。 

今日も笑顔でぼちぼちと。

より良い一日になりますように。