春彼岸とは
春彼岸。
春分の日を挟んで前後三日、計七日間をいいます。
春分の日は、昼と夜の長さがほぼ同じ。
西方にある極楽浄土が一番近い時と信じられたのです。
春分の日を中日と云い、
御先祖様に逢いに行き感謝を。
あとの六日は
「布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧」を
一日ずつ精進するのが良い、といわれます。
春に咲く牡丹から、この時にお供えする餡子のついたお餅を「ぼた餅」といいます。
(秋は萩の花からおはぎ)
御先祖様や御霊には甘いものをお供えします。
甘いものが貴重だったのと、甘いものを摂ると気が静まるからでしょうか。
お盆は御霊をお迎えしますが、彼岸はこちらから逢いに行きます。
お彼岸の頃はちょうど良い季節です。
少し足を伸ばしていつもより遠くまで出かけ、春を感じてみるのも良いですね。
いつも連絡をしない親御様や、御縁の方に一目ご挨拶するには良い頃です。
親切、戒を守る、忍耐、努力、反省、修養を
一日ずつ。
どなた様もどうぞ良い春彼岸をお過ごしください。
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