悪循環から善循環へ
「香を使おうと手にすれば
香りが指先にうつります。
衣を洗おうとすれば
自然とその手も綺麗になります。」
今どきは、お仏壇のあるご家庭も少ないのでしょうけれども
仏間に入ると、その香りで
少し神妙な気持ちになるものです。
お寺などに出かけて、お香の香りがすると
ああ、お寺に来たな、と感じます。
今時の方でしたら
年始のご挨拶のお寺をイメージされるかもしれません。
お香を手にすると、自然と香りが
指先や身体をまといます。
これは本当に当たり前のことです。
他にも、洗い物が済めば
自然と自分の手は綺麗になっています。
看護師さんは、いつも患者さんを
清潔にしようと務めて下さるので
自然と看護師の皆さんは清潔な方ばかりですね。
汚い看護師さんを見かけたことはありません。
これと同じことです。
善い行い、というものは
必ず影響して、周りも善くしていきます。
自分が善くなりたい、と思うのであれば
まず、どなたかのために動かれてはどうでしょう。
見つけたゴミをちょっと拾って捨ててみる。
落し物を見つけたら、拾って届けてみる。
見返りを求めなくても
その善い行いは必ず
いつの間にか自分を救うはずです。
結果を考えなくても、
人と比べなくてもいいのです。
誰かに報告する必要もありません。
善い方向をみているだけで
自然と物事は善い方向に進むものです。
心がけが大切、ということですね。
どなた様もどうぞより良い一日となりますように。😊
「香を執れば自ら馨し
衣を洗えば脚浄し 」
弘法大師空海
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