お人を見下げること
「父や母が悟るのではありません。
自分自身が悟るのです。」
良い人になろう、心清くあろう、
そう思い始めると
必ずその障害となるような存在が現れます。
車の運転をしているとき。
レジで並んでいるとき。
親や、友人の態度。
会社の上司、部下の行動。
例えば、私なら夫の言葉(笑)
自分は頑張っているのに
あの人はなんでこうなの?
腹が立つ、だから駄目なんだよ!
そう思います。
なんでこういう風にしないんだろう、
情けなくなります。
でもそれは、今までの自分を見ているだけです。
今まで、その中で、何も気づかずに居ただけです。
気がつくようになったのです。
決して、お人を見下げるようなことを思わないでください。
人には人の歩みの速度があります。
先に行っているから、後だから
それは関係ありません。
腹を立てるよりも
まず、自分がその踏み出した一歩から
きちんとその先へ進めるか、その方が大事です。
歩み方は人それぞれです。
父なのに、母なのに
期待すると 逆に 余計に自分が傷つくものです。
どうぞ お相手が どんな方であれ
お人を責めることのございませんように。
「哥に非ず
社に非ず
我心自ら証するのみ」
弘法大師空海
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