うぬぼれ

「私、空海は沢山の僧侶の中にいて
枯枝のようです。
仏法の海で腐乱して
漂っているようなものです。」

私達は、弘法大師空海といえば
どれだけ自分のことを
誇り高く思っているのだろう、と想像します。

このお言葉は、慢心することのない僧侶の姿勢です。

僧侶、というだけで頭を下げられる人達は
いつの間にか、
どこか勘違いを始めることも多々あります。

自分はこれだけ勉強している。
これだけ修行をしている。
何故かそれが自慢になっていきます。


日々、自省を忘れないようにしたいです。


空海は緇林の朽枝。法海の燗屍なり。
弘法大師空海

あいおい庵          

真言宗の尼僧の庵(自宅)です。誰にでもわかりやすい仏教を目指しています。 生活即仏教。相互供養、相互礼拝の心を大事に。楽しく豊かな生活をすごしましょう。 Twitter、アメブロ、noteなどで執筆活動をせっせとしています。もしご覧になりましたら、ぜひ読んでみてくださいね。合掌

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