うぬぼれ
「私、空海は沢山の僧侶の中にいて
枯枝のようです。
仏法の海で腐乱して
漂っているようなものです。」
私達は、弘法大師空海といえば
どれだけ自分のことを
誇り高く思っているのだろう、と想像します。
このお言葉は、慢心することのない僧侶の姿勢です。
僧侶、というだけで頭を下げられる人達は
いつの間にか、
どこか勘違いを始めることも多々あります。
自分はこれだけ勉強している。
これだけ修行をしている。
何故かそれが自慢になっていきます。
日々、自省を忘れないようにしたいです。
空海は緇林の朽枝。法海の燗屍なり。
弘法大師空海
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