どんな人でも悩むときがあります

どう行けば良いのかわからず わかれ道に立って 何度も泣きました。 

弘法大師空海 


径路未だ知らず。岐(ちまた)に臨んで幾度か泣く。

 『遍照発揮性霊集』 

どんな人でも人生に悩む時があります。 



前文「弟子 空海、性薫 我を勧めて 源に 還るを 思いとなす」 


仏の弟子である私(空海)は、全ての根源である 仏の境地に近づくために、ずっと精進努力してきました。



目的のない人でも、目的があって努力している人でも、結局悩む時があります。 


結果が出てしまえば「あの時のあれはこうだった」とわかるのですが、懸命になっている時には先のことなど全くわかりません。



どうしよう、どうしたらいいのだろう。 


物事には必ず原因があり結果があります。


因と果の間の時間を「刹那(せつな)」と言います。 

刹那は一瞬です。(75分の1秒です!) 



泣く時、苦しむ時、悲しむ時は、誰にでもあります。


どれだけ苦しんでも必ず答えの出る時が来ます。 


その刹那、一瞬一瞬を大事に生きることです。


その辛さは前に進もうとしている証だからです。 


辛いのは前を向いているということです。 


 


今日も笑顔でぼちぼちと。 


より良い一日になりますように。 


あいおい庵          

真言宗の尼僧の庵(自宅)です。誰にでもわかりやすい仏教を目指しています。 生活即仏教。相互供養、相互礼拝の心を大事に。楽しく豊かな生活をすごしましょう。 Twitter、アメブロ、noteなどで執筆活動をせっせとしています。もしご覧になりましたら、ぜひ読んでみてくださいね。合掌

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