もしも私がこの世からいなくなった時
この身は いつかは花のように 枯れて落ちてしまいます。
しかし、美しい心は 美しい香りと共に この世の中で生き続けます。
弘法大師空海
身は華と与(とも)に落つれども、心は香と将(とも)に飛ぶ。
『遍照発揮性霊集』
人の記憶というのは面白いもので、曲を聞くとその時代を思い出したりします。
懐かしい、そんな時もあったなあ。
古い写真を見ると、記憶が鮮明に出てきます。
それと同じように、花の香りがすると、その花の美しい姿や周りの風や鳥の声までもが思い出されます。
では人を思い出す時はどうでしょう。
私の記憶にあるのは、線路に落ちた人を助けようと、ホームに居た人達が一斉に車両を押し上げた姿です。
人の心はほんとに美しい、とても感動したものです。
それが朝の電車を見る度に思い出されます。
反対に、良くない記憶も残念ですがありますね。
出来るならそういう思い出は早くなくしたいものです。
自分がもしこの世から無くなって、誰かが自分を思い出してくれる時、自分はどんな姿で残っているのでしょう。
それを考えると、どんな生き方をしているのだろう、と自分を見つめ直します。
私は笑いながら思い出して欲しいなあ。
今日も笑顔でぼちぼちと。
より良い一日になりますように。
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